土曜日, 5月 15, 2021
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国立新美術館での展覧会「イメージ・ナラティブ」国立新美術館で開催される「日本の現代美術における文学」展について


Keizo Kitajima, TSILCARL VILLAGE ARMENIA (From the series USSR 1991), 1991/2019, Pigment print 66.0×93.0cm Collection of the artist ©KITAJIMA KEIZO

2019年8月28日から11月11日まで、国立新美術館東京では、日本の現代美術作家6名によるグループ展を開催します。展覧会のタイトルは「イメージの物語」。日本の現代美術における文学」。タイトルの通り、日本の現代アートシーンにおける文学的表現に焦点を当てた展覧会です。出展作品には文学的な要素が共通しており、詩のような比喩的な表現がなされています。直接的なメッセージを表現するのではなく、作品の中の時代や場所、人物を想像することを示唆している。

国立新美術館の展覧会公式発表によると、古代ローマの詩人ホラーチェの『アルス・ポエティカ』に由来する、「絵画も詩であるように、詩も詩である」という意味の「Ut pictura poesis」という言葉があります。この言葉は、絵画(視覚芸術)と詩がいかに密接に結びついているかを説明する際によく引用されます[1]。

今回紹介する6人の日本人現代美術家は、1950年代生まれの北島敬三から1980年代生まれのミヤギフトシまで、年齢も様々だ。美術館に入ると、まず第1室を占めるのは、国内外で活躍する田村友一郎氏。部屋全体が「幻覚」をコンセプトにした彼の新作「スカイアイズ」となる。作家は、日本でいう “幻覚 “とは “空に浮かぶ目 “という意味であることに着目しました。言葉やイメージに由来する物語を考えることは、より作品を鑑賞する上で参考になるだろう。

第2展示室では、ミヤギフトシが本展のために制作した新作インスタレーション作品「In a Welllit-lighting Room. 本展では、写真26点、映像5点、音で構成された新作インスタレーション作品「二人の登場人物の対話」を展示します。作品の中で提示される風景や会話は、ミヤギの経験と密接に結びついています。ミヤギは、沖縄に関連してセクシュアリティやマイノリティの問題に注目してきました。作品を通して観客の想像力を刺激することで、沖縄をめぐる社会問題を問いかけています。


Erika Kobayashi, My Torch, 2019, C print 54.9×36.7cm (each, set of 47)
Collection of the artist ©Erika Kobayashi Courtesy of Yutaka Kikutake Gallery Photo: Kasane Nogawa



東京を拠点に活動するアーティストのErika Kobayashiが、room3にてインスタレーション作品を展示します。room3での展示作品は、核兵器の原料となるウランと1940年の東京オリンピックの聖火にまつわる物語を辿ります。Kobayashiは、オリンピックの聖火が日本に届かなかったという歴史の皮肉な物語と、日本が原爆開発のためにドイツから輸入しようとしたウランに着目しました。

第四に、豊嶋康子は棚とパネルを再解釈しています。棚」シリーズでは、豊嶋は棚の主板よりもはるかに精巧にデザインされた脚部を持つ棚を制作しています。これにより、豊嶋は棚の主役と副役を逆転させています。一般的なものをシンプルに変換することで、私たちの認識を考えさせてくれます。また、パネルシリーズでは、合板パネルの表面を加工するのではなく、裏面を加工した作品を発表しています。


Yasuko Toyoshima, Square Margin Throwing Star, 2018, Plywood, linseed oil, oil paint 91.0×91.0×2.7cm Collection of the artist

第5室代表のChikako Yamashiroは、沖縄の米軍基地や戦争にまつわる問題点や問題点を、地元の人たちの視点から映像作品として紹介しています。”チンビン・ウエスタン 本展のために新たに制作された「家族の表象」は、沖縄県名護市辺野古地区に駐留する米海兵隊の新基地建設計画をめぐる地元の問題を扱った作品です。

最後に第6室では、長年写真家として活躍してきた北島敬三氏による「ソ連1991」「EASTERN EUROPE 1983-1984」「UNTITLED RECORDS」シリーズを紹介します。”USSR 1991」「EASTERN EUROPE 1983-1984」シリーズは、ソ連の国家体制が崩壊しつつあった頃の共産主義東欧諸国やソビエト連邦の社会や人々の雰囲気を感じることができます。人と社会を写した歴史写真シリーズだけでなく、「UNTITLED RECORDS」シリーズを見ていただければわかるように、北島は風景写真にも力を入れています。このシリーズは、2011年に発生した東日本大震災後の廃墟となった小屋や倉庫、テント、瓦礫などを収録しています。

6人のアーティストの作品を6つの部屋に分けて展示することで、現代アートの異なる特徴や多様な魅力を楽しむことができるようです。そのため、注目の作品や作家がバラエティに富んでいるのがこの展覧会の特徴といえるでしょう。しかし、日本の現代アートシーンを理解しながら、文学的な表現を見出すことも可能であることを忘れてはならない。本展では、「イメージの物語。日本の現代美術の中の文学」という大きなテーマのもと、「イメージ・ナラティブ:日本の現代美術の中の文学」を開催します。

“イメージの物語。現代日本美術の文学」国立新美術館(東京)

開催日のご案内。2019年8月28日(水)~2019年11月11日(月・祝)まで
営業時間 午前10時~午後6時
* 8月~9月の金・土曜日:10:00~21:00
* 10月~11月の金・土:10:00~20:00
最終入館は閉館の30分前まで
定休日:火曜日
* 10月22日(火)は営業、10月23日(水)は休館日となります。
入場料は、一般1,000円(大人)、500円(大学生)。一般1,000円(大人)、500円(大学生)
前売/団体800円(大人)、300円(大学生)

記事を書いた人:Jeongeun Jo
韓国出身、日本在住。東京藝術大学大学院美術研究科を卒業したTRiCERAのメンバーの一人。彼女自身もアーティストとして活動している。

段落
[1] https://www.nact.jp/english/exhibitions/2019/gendai2019/

Shinzo Okuokahttps://www.tricera.net/
1992年東京都出身。大学でインド哲学を学んだ後出版社に勤務し、アート雑誌と神社専門誌の副編集長として雑誌及び書籍の企画・編集に携わる。2019年にスタートアップ企業である株式会社TRiCERAに参加、日本初の現代アート専門の越境ECの開発及びアーティストのマネジメント、自社オウンドメディアの立ち上げを担当する。特技は速筆で、雑誌時代には1ヶ月で約150ページを1人で取材・執筆した。

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