日曜日, 5月 29, 2022
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デジタルアート専門のアートフェアがフランスで開催

デジタルアート並びに現代アート専門のアートフェア「Contemporary and Digital Art Fair (以下、CADAF) 」は、この度新型コロナウイルスの影響を鑑み、今年の開催をオンラインに切り替えることを発表した。

2019年にスタートした新興フェアであるCADAFはデジタルアートおよび現代アートに特化した唯一のカラーを備えたアートフェア。前回はマイアミとニューヨークで開催されたが、今年は新型コロナウイルスに影響によってオフライン開催を断念、その代わりに2020年6月11日から13日の会期で、パリを拠点にオンライン開催を実施する。

デジタルアートと言えば、明らかにインターネットの成長と伴に開拓されてきたアートの方法あるいは媒体の一つだが、最近ではルーメン賞などの国際賞の登場などその地歩を固めつつある。イニシャルコストの低さやブロックチェーンなど最新技術との相性の良さもアドバンスの一つだろう。

今回、CADAF サイドは約50のアーティスト並びに15のギャラリーの参加を公表しているものの詳細は明らかにしていない。会場となるサイトはホワイトキューブを意識したバーチャルブースとなり、また来場者は無料で入場が可能だと言う。最高責任者のElena Zavelev氏は「デジタルアートの作家の発表のためのプラットフォームはまだ整っていない」と語るが、現況も併せ、同ジャンルの台頭は加速するだろうか。

参照元:https://cadaf.art/

Shinzo Okuokahttps://www.tricera.net/
1992年東京都出身。大学でインド哲学を学んだ後出版社に勤務し、アート雑誌と神社専門誌の副編集長として雑誌及び書籍の企画・編集に携わる。2019年にスタートアップ企業である株式会社TRiCERAに参加、日本初の現代アート専門の越境ECの開発及びアーティストのマネジメント、自社オウンドメディアの立ち上げを担当する。特技は速筆で、雑誌時代には1ヶ月で約150ページを1人で取材・執筆した。

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3分で学ぶ丁子紅子の魅力

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