土曜日, 5月 28, 2022
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それぞれ異なる距離からの異なる視線

“Gaze and Distance” at KOTARO NUKAGA


The Installation View of “Gaze and Distance” (2019) ©KOTARO NUKAGA, Courtesy of KOTARO NUKAGA

パブロ・ピカソやポール・セザンヌなどの歴史的なアーティストと現代のアーティストの展覧会を見たことがあるだろうか。東京のギャラリー「KOTARO NUKAGA」では今月、そのような展覧会を開催したばかりだ。同ギャラリーでは、20世紀初頭から現在までのヌード絵画を中心としたグループ展「Gaze and Distance」を開催した。テーマが面白かっただけに、参加作家のリストも面白かった。

ポール・セザンヌ、パブロ・ピカソ、エゴン・シーレなどおなじみの作家をはじめ、トム・ヴェッセルマン、キース・ヘリング、マレーヌ・デュマなど20世紀を代表する作家が参加していた。また、日本のアーティストでは、藤田嗣治、斎藤誠、井田幸昌の3人がリストアップされていました。日本の新鋭作家の一人である井田幸正がまだ29歳であることを知れば、この展覧会のリストがいかに新鮮なものであったかがわかるだろう。今回の展覧会では、「裸体絵画」をテーマに、現代美術と歴史的な作品の両方を美術史の文脈で楽しむことができた。

ギャラリーによれば、ヌード絵画の歴史を辿ることは、美術の進化である美術史を振り返ることと同じだという。多様な身体描写は、20世紀のアカデミズムの終焉を経て、現代美術の始まりとして発展してきました。それはセザンヌから始まる。セザンヌのヌード画の作風は、当時の他の画家とは一線を画していた。彼は作品全体の構成のために、意図的に身体を絵画的要素の一つとして使用していた。三角形の構造を利用して構図を安定させ、人物と風景を調和させた「水浴客」シリーズは有名であり、現代美術の父と呼ばれるようになった。

身体描写の幅を広げた後、フォービズム、キュビスム、未来派、ダダなど様々な芸術運動が生まれました。例えば、パブロ・ピカソがセザンヌの浴場のシリーズに触発されて『アヴィニョンの若い女性たち』を制作したことは広く知られていますが、この作品では、セザンヌが描いた浴場のシリーズに触発されて『アヴィニョンの若い女性たち』を制作しました。


The Installation View of “Gaze and Distance” (2019) ©KOTARO NUKAGA, Courtesy of KOTARO NUKAGA


The Installation View of “Gaze and Distance” (2019) ©KOTARO NUKAGA, Courtesy of KOTARO NUKAGA



The Installation View of “Gaze and Distance” (2019) ©KOTARO NUKAGA, Courtesy of KOTARO NUKAGA

ポール・セザンヌ、パブロ・ピカソ、エゴン・シーレを19世紀から20世紀の同時代の芸術家とするならば、1930年以降に生まれた芸術家は、トム・ウェッセルマン、キース・ヘリング、マルレーヌ・デュマと言えるでしょう。特にウェッセルマンとヘリングは、第二次世界大戦後にアートシーンの新たな中心地となったニューヨークの出身です。

当時のニューヨークを代表するアート・ムーブメントは「ポップ・アート」と呼ばれ、大量生産とイメージ消費の文脈の中で身体を描くのが一般的でした。ウェッセルマンの作品にもポップ・アートの特徴が見られます。目は魂の鏡という古い言葉がありますが、彼の作品では、目のない人物には魂がないように見えます。モデルのまなざしはないが、異性の男性と観客のまなざしがある。

最後に、展示されている西洋の歴史的な作家たちと並んで、日本の作家たちの名前を見ることができる。斎藤誠、藤田嗣治、井田幸昌。彼らの作品に焦点を当ててみると、近現代美術におけるヌード絵画のあり方が見えてきます。

特に、それぞれのヌード画の描写や表現は特徴的で印象的でした。例えば、藤田の繊細な墨の輪郭や、斉藤の作品における女性の性器の集中的な描写は、性行為の際に撮影した写真をコンピュータ処理した画像を元にしていると思われる。

また、人生の中で出会った人々のポートレートを素早く集中的に描く、世界的にも注目されている新進気鋭のアーティスト、井田幸昌。直接会った人だけでなく、美術史に登場する人物をはじめとする歴史上の人物など、間接的に出会った人たちを描いています。

視線と距離展を通して、私たちは裸体をどのように表現してきたのか、それを「芸術家」の視線としてどのように表現してきたのか、「鑑賞者」の視線としてどのように見てきたのかなど、様々な視点から考えることができました。また、時に削除され、限定的に表現されてきた「モデル」のまなざし。様々なまなざしを追いながら、過去と現代の美術の文脈を理解し、それらのアーティストから新たな身体表現の可能性を見出すことができる展覧会となりました。

“Gaze and Distance” at KOTARO NUKAGA

DATES:2019年10月19日(土)~12月7日(土)

営業時間:午前11時~午後6時(火・水・木+土)
午前11時~午後8時(金)
日曜・月曜・祝日はお休みです。
入場無料。


記事を書いた人: Jeongeun Jo
韓国出身、日本在住。東京藝術大学大学院美術研究科を卒業したTRiCERAのメンバーの一人。彼女自身もアーティストとして活動している。

Shinzo Okuokahttps://www.tricera.net/
1992年東京都出身。大学でインド哲学を学んだ後出版社に勤務し、アート雑誌と神社専門誌の副編集長として雑誌及び書籍の企画・編集に携わる。2019年にスタートアップ企業である株式会社TRiCERAに参加、日本初の現代アート専門の越境ECの開発及びアーティストのマネジメント、自社オウンドメディアの立ち上げを担当する。特技は速筆で、雑誌時代には1ヶ月で約150ページを1人で取材・執筆した。

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この度TRiCERA MUSEUM では、6/12(土) - 7/10(土)の会期にて、 さめほしの個展「entropy | エントロピー」を開催致します。 崩壊と生成をテーマにペインティングを行ってきたさめほしの活動を、 物理学用語であるエントロピーという概念に擬えながら、新作と共にご紹介致します。 ーーーーーーーーーーー 【さめほし個展entropyのご案内】 明日11:00〜6/25金までの間 新作版画の制作につき、 展示作品の一部が会場から持ち出されます為 ご高覧できない作品がございます。 持ち出し中の作品に関しましては 6/26(土)に復帰予定です。 上記期間中ご来場の際はご理解ご協力のほど よろしくお願いいたします。 ーーーーーーーーーーー さめほしは1997年京都府出身、2020年武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻卒し、 現在は東京を拠点に活動。 これまでは「One Scene」(新宿眼科画廊/2018/東京)、 「ショートケーキのうみで目が覚めたら」(新宿眼科画廊/2019/東京)といった個展、 さらに今年度のアートフェア東京2021に参加するなど活動を行なってきました。 崩壊と生成をキーワードに、顔の造形が崩れた少女等をモチーフとした、 細かい線描を交えたペインティング作品を中心に発表してきましたさめほしですが、 一見するとその作品は2000年代から台頭しつつあったイラストレーションを背景にした ペインティングの特徴が目立ちますが、その先には可愛らしさを崩壊させることによる、 本人の言葉を借りるならば 「取り返しのつかない現象とそこに対する感情」を描き出そうとする試みが見られ、 それは言うなれば、東洋的な無常の美的感覚にも通じる要素を持った絵画作品とも言えるでしょう。 今回の展示では物理学において《乱雑さ》を意味するエントロピーになぞらえ、 一貫して可愛らしさを持った少女たちが崩壊していく様を描いてきたさめほしの活動を 新しいアングルから紹介することを目指します。会場では新作ペインティングに加え、 リアルタイムで崩壊していくデコレーションケーキ、 19のかけらに粉砕したメインビジュアル作品などをご案内します。 この機会にぜひ、お楽しみください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 開催場所:TRiCERA MUSEUM https://g.page/tricera?share 開催時間:11:00-19:00 ※日・祝は休廊 TRiCERA Page(プリント作品販売中): https://www.tricera.net/ja/artwork/art-prints-and-multiples/giclee-printing/id81021490001 さめほし Instagram @samehoshi Twitter @Samehoshi -------------------------- 出品作品や個展詳細についてのお問い合わせは下記までお知らせください。 03-5422-8370 customer_support@tricera.co.jp  会社概要:世界80カ国、17,000点の作品を購入できる、 アジア最大級のグローバルアートマーケットプレイス「TRiCERA ART」を運営 TRiCERA ARTは下記画像リンクから

3分で学ぶIKU→の魅力

必見アーティストの魅力をギュッと3分でお届け 今回は、抽象タッチでポートレート表現を追求する作家「 IKU→ 」の魅力をクイックにお届け。 現在TRiCERA ARTでは、世界126カ国以上から、4,000人を超えるアーティストと約52,000点のアート作品を掲載中です。その中から、今見逃せないアーティストをキュレーターがご紹介いたします。 作家の特徴 直接見る事のできない自身の顔に注目 NYで作家活動を開始 ファッションデザイナーから画家に転身 個展開催事にギャラリーからスカウト 作品を見る 作品のユニークさ 直接見る事のできない自身の顔に注目 抽象的タッチで自身の自己認識を描く 日本作家でありながら海外の感性を感じられる 刻一刻と変わる表情と感情を対比させる 作品を見る キュレーターコメント 日本作家でありながら海外の感性を感じられる 作家を通して自己の曖昧さを感じられる 最低限度の線で顔を認知させる カラフルな色使いがスタイリッシュさを演出 作品を見る アーティスト経歴 2020 個展 Khayah closed exhibition Shibuya Cast 、東京 2020年11月1日〜IKU→として活動 2021 ・オークション参加 ・ 個展 エゴサーチの定理=? TRiCERA galley、東京 ・ 100人10exhibition ・善興寺作品寄贈 IKU→の作家ページはこちらから 現在、TRiCERA ARTでは、世界126カ国以上の絵画・写真・彫刻などのアート作品約52,000点掲載中。

継承され進化する、アジアのポップアート

アジアン・ポップアート :「継承され進化する、アジアのポップアート」 村上隆に端を発したスーパーフラット、またそのムーブメントは、ここ2000年代のアートトレンドを牽引してきました。そして今、アジアを中心にワールドワイドにスタイルを継承したポスト村上世代のアーティストたちが、さらに高みへと発展させています。     240z FAIRLADY フェアレディ by Todoroki Tomohiro W 41 x H 41 x D 2.5 cm キャンバスにアクリル・原画 JPY ¥230,000 +税 Japan           肉  by Samehoshi W 42.4 x H 54.5 x D 0.1...

ジンジャーブレッドの家に住みたいと思ったことはありますか?

渡辺おさむ個展「お菓子の美術館」 童話「ヘンゼルとグレーテル」を読んだことがありますか? ストーリーや登場人物を考える前に、私たちは自動的にジンジャーブレッドやお菓子でできた甘いクッキーハウスを思い浮かべてしまいます。その家に住んでみたいと思ったことはありませんか?何が幸せなのかを定義するのは難しいですが、簡単に言うと、子供の頃にお菓子が幸せを運んできてくれたのではないでしょうか。 現代美術家の渡辺おさむが、お菓子の形をしたアートからこの幸せを届けます。7月31日から8月14日まで、東京の中心地である新宿の小田急百貨店で個展「Museum of Sweets」を開催します。 渡辺おさむさんはパティシエの母に育てられ、その背景もあって、子供の頃の記憶からお菓子を幸せと連想するようになりました。彼の作品を一目見てしまうと、そのリアルな見た目からアート作品と本格的なデザートを混同してしまうかもしれません。リアルな見た目のクリームの秘密は樹脂。その工程で、彼はパイピングバッグを使ってレジンをクリームのように見せています。動物や魚、美術史に登場する歴史的な彫像や絵画など、フェイククリームを使って様々な形を作る。今回の展示では、ロダンの「真珠の耳飾りをつけた少女」や「考える人」などのオマージュ作品も展示されていました。彼の作品の面白いところは、お菓子の装飾からくる軽やかで明るい雰囲気と、美術史からくる重苦しい雰囲気のギャップ。この陽気なコントラストが、私たちを苦笑させる。 「お菓子の美術館」展では、作品がいくつかのセクションに分かれて展示されていました。入口には動物や長い宴席などの大作から、絵画のような平面的な作品、立体的な作品などが並んでいた。廊下を進むと、西洋美術史だけでなく、浮世絵をはじめとする日本美術史へのオマージュ作品のコーナーにも出会うことができます。チョコレートやキャンディー、ポップコーンの形をした巨大なスケールの日本画オマージュ作品もお出迎え。そして、海をテーマにしたコーナーへと続き、壁には海の生き物がいっぱい飾られている。渡辺がユーモアを交えて作品に込めているように、魚たちと一緒に鯛焼きも登場していた。また、展示作品だけではなく、フォトゾーンにも作品が展示されています。観客に配慮したキュレーションがなされているようだ。 美術史家の高階秀爾氏によると、渡辺は現代アートの新ジャンル「フェイクスイーツアート」を生み出し、「スイーツの王様」と評している。渡辺の作品は、人間の感覚についての日本の哲学と結びついていると指摘する。日本の古い哲学には「風呂の湯の温度を手で見る」という言葉があり "舌で味を見る" のような日本の文化もあります。伝統的な茶道と会席料理、日本の伝統的な晩餐会 コースは、この理念を反映したものとして知られています。高階は渡辺の評価を の作品は、これらと密接に平行している。を見ることができると言いたいのかもしれません。彼の作品から、私たちの目で幸せを感じてください。 渡辺おさむさんがお届けする作品 日本の現代アートシーンに独特の痕跡を残しながら、幸せを感じることは国際的にも と絶賛されています。中国、トルコ、香港など海外でも展覧会を開催しています。香港、インドネシア。同時に、彼の作品は常設の美術館に収蔵されています。大原美術館収蔵、清須市春日美術館、高崎 岡崎の世界こども美術館。評判にもかかわらず 東京の百貨店で個展「お菓子の美術館」を開催。あまり馴染みのない人でもアクセスしやすい場所に 現代美術と展覧会自体も観客の目線でキュレーションされています。 友好的な方法。 今回の展覧会から、渡辺おさむが観客にメッセージを残す 「クッキーやお菓子にまつわる幸せな思い出は誰にでもあると思います。私の作品を見た人が、幸せな思い出や気持ちになってくれればいいなと思います。そんなお菓子にまつわる楽しい記憶を呼び覚ますような作品を作り続けられる作家でありたいと思います。皆さんとの楽しい思い出の一つになりますように」。  「お菓子の博物館」展の詳細については、以下のリンクを参照してください: http://www.odakyu-dept.co.jp/shinjuku/special/sweets/index.html 記事を書いた人:Jeongeun Jo韓国出身、日本在住。東京藝術大学大学院美術研究科を卒業したTRiCERAのメンバーの一人。アーティストとしても活動しています。

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