この記事について
・「STRAYM(ストレイム)」は「100円から買えるアート」を提供するアートの分割保有型のサービス
・「誰もがアートを買える世界」「アート市場の活性化」「転売時のアーティストへの利益還元」がミッション
・広告/証券/テクノロジーのスペシャリストがチームメンバー

SMADONA株式会社は「100円から購入できるアート」をコンセプトにしたプラットフォーム「STRAYM(ストレイム)」を2020年の末に正式ローンチすると発表した。

 同社は2019年12月、広告などクリエイティブ業界に携わった長崎幹広をCEOとしてサービスをスタートさせた。アーティストのヒロ杉山ほか証券やwebシステム開発のプロフェッショナルなどでメンバー構成される同社の課題感は、主に2つ。
・「アート購入者が一部の富裕層に偏っていること」
・「日本アート市場の伸び悩み」
そして、そのソリューションとして同社が提案・開発・運営するのが、近年国内外に登場している「アートの分割保有」だ。

では、何が特徴か。
ネームバリューの高い作家/作品となれば悠に100万円を超えるアートは、必然的に、(借金でもしない限りは)その価格に見合う所得のある人々を買い手として流通する。が、そうして一部の人々の間でのみ流通することで評価の担い手もまた寡占的になってしまうことへの懸念が、同社の課題感の一つ。

「STRAYM(ストレイム)」では作品それ自体ではなく、作品に付随するオーナー権を販売対象とし、それを複数人が100円という少額から購入できるシステムを構築する点が特徴。「富裕層」以外の人々も作品購入ができる仕組みによって上記の課題を解決する狙いがある。

「少額から購入できるアート」を増やすことは、必然的に購入者の拡大に、そして市場それ自体の拡大につながる。「STRAYM(ストレイム)」のもう一つの課題である市場活性化へのソリューションだ。

一方、同サービスによって解決を目指すさらなる課題が、転売時におけるアーティストへの還元。アメリカ・中国・スイス・日本など西洋諸国を除く先進国では、現在、オークションなどにおける転売時の作家への利益還元が法的に保障されていない。「STRAYM(ストレイム)」ではサービス内にてこれを仕組み化し、オーナー権のリセールによって発生した利益の数パーセントをアーティストへ還元することで再分配の平等性を図る。転売において疎外されていたアーティストをその当事者にする考えだ。

今後は2020年の正式ローンチを目指し、21年にはサービスのアプリ化と英語他対応、22年には海外拠点の設置をマイルストーンに事業を進め、またオークションハウスと連携した施策も実施していく。
「アートの買い方」をゲームチェンジさせる「STRAYM(ストレイム)」の取り組みは、経済を軸にしたアートの関係者図式を、大きく変化させるかもしれない。

参照URL:https://fundinno.com/projects/131

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