火曜日, 8月 3, 2021
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上床加奈 / 中島健太 / 野田怜眞による版画作品

TRiCERA人気作家による版画販売

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この度、TRiCERAではフジテレビのWEBメディア「フジテレビュー」に登場したアーティスト 上床加奈、中島健太、野田怜眞の3名のアーティストの版画作品を予約抽選販売致します。

【販売に関する諸注意】
(1) 作品にアーティスト直筆サイン、エディションナンバー入り。
(2) 数量限定のため、在庫が無くなり次第販売は終了となります。
(3) エディションナンバーは選択出来ません。
(4) 作品の配送は本発売(2020年10月15日予定)より約2週間から1ヶ月のお時間を頂きます。
(5) 下記の作品の仕様は制作前のものであり変更が生じる場合がございます。
(6) お一人様一作品あたり2点までご予約いただくことが可能です。

上床 加奈《Blood 6》

価格:55,000円 (税抜)

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中島 健太 《匿名の地平線》

価格:50,000円 (税抜)

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野田 怜眞 《Vanana 刺》

価格:20,000円 (税抜)

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購入希望の方は下記のフォームよりお申し込みください。
*抽選となっておりますので、ご希望の作品が手に入らない場合もございます。
*抽選結果の通知は10/31までにご登録いただいたメールアドレスにお送りいたします。

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Shinzo Okuokahttps://www.tricera.net/
1992年東京都出身。大学でインド哲学を学んだ後出版社に勤務し、アート雑誌と神社専門誌の副編集長として雑誌及び書籍の企画・編集に携わる。2019年にスタートアップ企業である株式会社TRiCERAに参加、日本初の現代アート専門の越境ECの開発及びアーティストのマネジメント、自社オウンドメディアの立ち上げを担当する。特技は速筆で、雑誌時代には1ヶ月で約150ページを1人で取材・執筆した。

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“Gaze and Distance” at KOTARO NUKAGA The Installation View of “Gaze and Distance” (2019) ©KOTARO NUKAGA, Courtesy of KOTARO NUKAGA パブロ・ピカソやポール・セザンヌなどの歴史的なアーティストと現代のアーティストの展覧会を見たことがあるだろうか。東京のギャラリー「KOTARO NUKAGA」では今月、そのような展覧会を開催したばかりだ。同ギャラリーでは、20世紀初頭から現在までのヌード絵画を中心としたグループ展「Gaze and Distance」を開催した。テーマが面白かっただけに、参加作家のリストも面白かった。 ポール・セザンヌ、パブロ・ピカソ、エゴン・シーレなどおなじみの作家をはじめ、トム・ヴェッセルマン、キース・ヘリング、マレーヌ・デュマなど20世紀を代表する作家が参加していた。また、日本のアーティストでは、藤田嗣治、斎藤誠、井田幸昌の3人がリストアップされていました。日本の新鋭作家の一人である井田幸正がまだ29歳であることを知れば、この展覧会のリストがいかに新鮮なものであったかがわかるだろう。今回の展覧会では、「裸体絵画」をテーマに、現代美術と歴史的な作品の両方を美術史の文脈で楽しむことができた。 ギャラリーによれば、ヌード絵画の歴史を辿ることは、美術の進化である美術史を振り返ることと同じだという。多様な身体描写は、20世紀のアカデミズムの終焉を経て、現代美術の始まりとして発展してきました。それはセザンヌから始まる。セザンヌのヌード画の作風は、当時の他の画家とは一線を画していた。彼は作品全体の構成のために、意図的に身体を絵画的要素の一つとして使用していた。三角形の構造を利用して構図を安定させ、人物と風景を調和させた「水浴客」シリーズは有名であり、現代美術の父と呼ばれるようになった。 身体描写の幅を広げた後、フォービズム、キュビスム、未来派、ダダなど様々な芸術運動が生まれました。例えば、パブロ・ピカソがセザンヌの浴場のシリーズに触発されて『アヴィニョンの若い女性たち』を制作したことは広く知られていますが、この作品では、セザンヌが描いた浴場のシリーズに触発されて『アヴィニョンの若い女性たち』を制作しました。 The...

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未定義の真実を求めて; 家で愉しむ抽象画 – 前編

空想する存在として 望遠鏡で、宇宙の神秘を発見すべく空を見上げたことはあるだろうか。子供たちが、何でもかんでも「なぜ」と聞いて止まないように、我々人間は好奇心がやたら強く、想像力が異常に豊かである。ほとんどの文明では、神々もしくは、その不在を追い求め、又、空一杯の星空に描かれた絵を見上げ、宇宙人がいるか否かを議論する。かつて、地球は平らで、海水はあの世に流れ下ると信じていた我々を駆り立てるものとは。それは、「未知」の「説明がつかない」何かへのファンタジーである。 家庭での不思議探究 今やアートは、宇宙人の存在のように、私たちが必ずしも理解し得ない稀有なものに成長した。それこそが、多くの人にとって現代アートを価値あるもの、興味をそそられるものたらしめる理由の一つでもある。日々の生活に刺激を与えながらも、家族や来客者にもリラックスしてもらえる中立的な雰囲気を演出したいのなら、種々の芸術手法の中でも、抽象画の購入がお勧めである。抽象さに不確かな真実を探求するのに飽きは来ず、他者もその美しさに安らぐことができる(いや、一緒に探究参加なら尚嬉しい)。 今回は、Anja Stemmerの抽象アート作品を例に挙げ、抽象絵画と家との相性がいかに優れているかを紹介しよう。次回はもっと多くのアーティストを取り上げる予定だが、その間、「アートを自宅にコーディネートするコツ」を予習復習したい読者の方々はこちらをご一読あれ。自宅にアート 〜お洒落な飾り方 簡単ガイド〜 いかに上手く馴染んでいるか見て取れることだろう 最も簡単なテクニックは、ひとつの色をあなたの 部屋もしくは家具から選び、アートとマッチすること すると、あれま素敵! 作品詳細は画像をクリック! ため息の出るディテールも自宅で愉しみ放題 和室に抽象画は合わないなんて誰が言った? ペアだとより一層奥ゆかしい! もっと楽しい発見が欲しい貴方、是非ニュースレターのご購読をお忘れなく。

「食べる」を見る。アートにおける食事の話。

「パンさえあれば、ほとんど悲しみは耐えられる」スペインの小説家で『ドン・キホーテ』の著者であるセルバンデスはこう語ったが、パンや白米にそれほどまでに万能薬と言えるかどうかは別にして、確かに食事は、言うまでもなく人間にとってなくてはならない存在だろう。 作品の詳細はこちらから 一食欠けばイライラが募り、一週間も飲まず食わずを続ければ死に至る。一方で「食事」という行為は、人間社会における重要な役割も果たしてきた。 例えば古代ギリシャ最強の軍事国家と目されたスパルタは「共同で食事すること」に重きを置いていた。食事を共にすることが団結力を高めると信じていたからだ。 他にも「食のルール」もある。もちろん個人の好み(例えば「夜は炭水化物を食べない」など)に限らず、例えばイスラーム教では豚肉が、ヒンドゥー教では牛肉を食べることが禁じられているし、あるいは仏教では午前中の食事だけが許された派閥もあるし、宗教によっては食事に厳密なルールを課すこともある。 果たして人間にとって重要であるように見える食物や食事だが、アートの世界ではどうだろうか?人間は、自分たちにとってウェイトの重いこの事柄を、いったいどのように造形化して来ただろうか? 例として絵画で見てみよう。絵画には具象画と抽象画、そしてその中間という、ざっくりしたタイプがある。Airaの場合はその最後の分類になるだろうが、ポップアート的な画面世界のこの作品は、多様な色彩を用いて葡萄をイメージ化し、その果物が元々備えていたフォルムから自由な形状になっている。 作品の詳細はこちらから 「美味しそうな作品」という意味ではどうだろうか。中島健太の描いている寿司は、エロティックに食欲を刺激するリアリズムの手法が使われている。18世紀の文筆家レッシングは『ラオコーン』で「絵画は、適切な瞬間を捉えるべき」と言った。中島の寿司は、まさに職人が握り、客に差し出された瞬間の、つまり、もっとも美味な瞬間を捉えているというべきだろうか。 作品の詳細はこちらから 弁当という食事の形態も興味深い。一般的に、食事とは自宅もしくはレストランで腰を下ろして実地される行為を指す。だが出先で食料調達が困難な場合などは弁当という、ポータブル式の料理形態を用いることが日本や台湾では古くからあった。733カロリーと20gのタンパク質が含有が示されている、Shintakuのペインティングがまさにそうだ。戯れにこれを「誰かが、誰かのために作った弁当」と解釈してみようするとストーリーが見えて来るだろう。こんな風に、喧嘩の翌朝は米だけが箱に詰められているかもしれないし、その反対であればこの作品のように時間と具材がふんだんに使われた弁当に巡り合えるかもしれない。ある意味で弁当は、無言の、食物を介したコミニケーションとも言える。 作品の詳細はこちらから そもそも「食事をする」とはどういうことか。極端なミニマリストと動物は別にして、人間にとっては「食事」と「栄養摂取」は別だ。好きなものを、好きな時に、好きな場所で、好きな方法で食べる。人間固有の快楽。もしくは、人間固有の遊戯かもしれない。 作品の詳細はこちらから 極端に個人の好みやこだわりが反映される「食事」という行為は、ある意味、その人となりを表現する方法だ。一方、アートを買うことは、アーティストの才能やアイディアの買うことでもある。食物や食事を描いている作品を買うことは、それに加えて、そのアーティストの生活を覗き見ることでもあるかもしれない。

アジアンアーティストが台頭、香港アートウィークにアジアンアートパワーが炸裂

香港のアートバーゼルでの出会い プレスやVIPゲスト向けのプライベートビューイングを皮切りに、3月27日から31日までアートバーゼル香港が開催されました。 アートフェアの主な機能や目的は美術品の販売であるにもかかわらず、「展示機能」のために発表された「エンカウンターズ」では、まるで美術館で作品を鑑賞しているかのように、膨大なスケールの美術品を楽しむことができました。今年の「出会い」では、 Lee Bul, Chiharu Shiota, Zhao Zhao, Mit Jai Inn, and Pinaree Sanpitak.などのアジアのアーティストの作品を中心に紹介しました。 エンカウンターに参加した12人のアーティストのうち、5人が参加しています。  ‘セザンヌ, モランディ,サニュ’の舞台としての展覧会。 アートバーゼル香港は、この有名なアートフェアとともに、香港のアートウィークでは、ペダーやH・クイーンズなどのアート専門ビルや、アートセントラルなどのアートフェアで、多くの注目すべき展覧会が開催されました。今年の香港アートウィークの目玉はアジアのアーティストでしたが、世界のギャラリーがアジアの新進作家や20世紀のアーティストを紹介していました。展覧会のタイトルは「セザンヌ、モランディ、三友」となっていたが、ヨーロッパから来た二人の作家のうち、三友に焦点を当てれば十分だった。この展覧会の学芸員である曾芳志氏は、三友を選んだ理由を次のように述べている。  「三友の画法は、セザンヌやモランディの画法に著しく類似しているが、彼の画法は本質的に東洋的であり、心の中のインクを油で描く」1。  本人も述べているように、三友展に三友を選んだ理由は注目に値する。19~20世紀のヨーロッパを代表する二人の作家とともに、今回の展覧会の機会を利用して、世間の目を三友に引きつけようとしたのである。特に今の時代は、作品の方法論や素材という意味では、欧米を拠点とする作家とアジアを拠点とする作家の間には、それほどの違いはありません。しかし、アジアのアーティストの作品から感じられる独自性は確かにあります。それは、様々な社会的、政治的、環境的背景から来ているのかもしれません。   セザンヌ、モランディ、三遊、曾芳志、ガゴシアンのキュレーションによるギャラリー香港を背景にした展覧会である。とにかく、アジアのアーティストに注目する動きとその意図がよくわかりました。  G海外を拠点に活動するアジアの若手アーティストを特集しています。 アートバーゼル香港では、参加ギャラリーの一つ「カプセル上海」に、1984年生まれでニューヨークを拠点に活動する台湾の若手アーティスト、ホアン・ハイシン(Huang Hai-Hsin)が登場しました。アートバーゼルデビューということもあり、彼女のウィットに富んだ作品が注目を集めました。今年のアートバーゼル香港で発表された彼女の作品は、アートバーゼルの風景を描いたものでしたが、彼女の作品は、アートバーゼルやアートマーケットをユーモラスに、そして見事にバカにしたようなものでした。   また、アートバーゼル香港に次ぐ第二のアートフェアとされるアートセントラル香港では、1975年生まれでミュンヘンを拠点に活動する中国の画家、徐海英さんが目撃されました。ミュンヘンを拠点とするギャラリー「Galerie Andreas Binder」が、他のアーティストと一緒に彼女の作品を紹介してくれました。履歴書によると、彼女はドイツのミュンヘンで修士号を取得し、そこを拠点にアーティストとして活動しているそうですが、ニューヨークを拠点にしながら中国のギャラリーを代表している黄海新のようなケースもあれば、海外に留学して現地のギャラリーを代表している徐海英のようなケースもあります。 アジアのアーティストがどのように香港で取り上げられる機会を得たとしても、一つはっきりしていたのは、多くの国際的なギャラリーが様々なバックグラウンドを持つ若いアジアのアーティストに注目しているということです。  ヤングアーティスト on TRiCERA TRiCERAには100名を超えるアーティストが参加しており、経験豊富なアーティストだけでなく、才能豊かな若手アーティストも多数参加しています。その中の一人、Manami Numataの作品をご紹介します。彼女は「第72回日本女性美術協会」で大賞を受賞し、イタリアへの留学経験もあります。 <a href="https://www.tricera.net/en/id81000560001.html" 毎週新しい作品をアップしていますので、ぜひチェックしてみてください。 記事を書いた人:Jeongeun Jo韓国出身、日本在住。東京藝術大学大学院美術研究科を卒業したTRiCERAのメンバーの一人。アーティストとしても活動しています。

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 新型コロナウイルス流行以前には考えられない生活を送る中、全世界の各業界で「ニューノーマル」に対応する動きが見られる。アートにおいても例外ではなく、業界で働く者から鑑賞者・コレクターも展覧会やアートフェアの中止、延期、行動制限など、コロナによる動乱によってアートとの関わり方に影響が様々に及ぼされたことであろう。  そんな昨今、来場者に対して細心の注意を払いつつ、国内屈指の有名ギャラリーらは先頭を切って新たな展覧会の開催を決めた。今回は、小山登美夫ギャラリー、MAHO KUBOTA GALLERY、ミヅマアートギャラリーの3ギャラリーをご紹介する。  小山登美夫ギャラリーでは7月10日(金〜8月8日(土)の期間、桑原正彦展「heavenly peach」が開催される。本展は作家にとって当ギャラリーにおける12回目の個展となり、新作も発表される。  桑原は1990年代の後半から一貫して、「いま住んでいる環境に対する人間の欲望による変化」に着目して、作品制作をしてきた。  進化、効率、大量生産、加工、洗浄、商品価値を求めるのに伴う破壊、汚染。60、70年代日本高度成長下の幼少期の思い出とともにある様々な変化を、奇妙な生物、ペットとしての動物、おもちゃ、風景、折込チラシの無名の女の子たちや建売住宅のイメージを通して作品にしている。  本展のタイトル「heavenly peach」は芳香剤のような、何かが終わった後に残っている微かな香りのイメージだと桑原は言う。現代への皮肉や空虚感はありつつも、決してつき放すわけではない。「いま住んでいる環境に対する人間の欲望による変化」に着目してきた彼の作品世界に触れることで、今後の「ニューノーマル」な世界に対する自己のあり方を再考してはどうだろうか。 開催概要展示名:「heavenly peach」会期:7月10日(金)〜8月8日(土)参加作家:桑原正彦会場: 小山登美夫ギャラリー六本木(​東京都港区六本木6丁目5−24 complex665)営業時間:11:00~19:00定休:火曜日 お問い合わせWeb:http://tomiokoyamagallery.com/メール:info@tomiokoyamagallery.comSNS:https://twitter.com/tomiokoyama MAHO KUBOTA GALLERYでは 7 月 1 日より村井祐希の個展「ゆらいむうき」を開催する。 これまで自身が発明した「オムライス絵具」の使用や「着る絵画」「動く絵画」などペインティングの身体性を独自解釈的に追求してきた村井祐希。本展では村井の鋼の実践のもとに安易な絵画論を超えた圧倒的な熱量の作品群が出現する。 絵画における「身体性」についてのステレオタイプな言説を超えた大作の「動く絵画」、そして「運動体をともなった絵画」など、規格外の作品によるインスタレーションが発表される今回の企画だが、既存の体制・構造について常にアナーキーに向きあい続けた村井の内面の一端が垣間見える展示となっている。 アートは型に押し込めることのできない境界線が曖昧なモノではありつつも、往々にしてアーティストは自己と世界との対話を繰り返しながら新たな表現を生み出してきた。鑑賞者は想像の主導権に揺らぎをもたらされながら、村井作品との深度のある遭遇を果たすことによって、新たな時代を生き切り開くアーティストの内面を理解するだろう。どうやら「ニューノーマル」な時代を生きるのにアートやアーティストから学ぶことは多そうだ。 開催概要展示名:「むらいゆうき」展会期:7月1日〜8月1日参加作家:村井裕希会場: MAHO KUBOTA GALLERY(​東京都渋谷区神宮前 2-4-7 1F)営業時間:12:00~19:00定休:月曜日、日曜日、祝日 お問い合わせWeb:http://www.mahokubota.com メール:info@mahokubota.com  アーティスト・加藤愛(愛☆まどんな)の個展が、6月24日から7月18日まで、東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーで開催される。  本展は、6年前より制作が開始された「彼女の顔が思い出せない」シリーズを中心に構成されている。「目を閉じると自分がどんな顔をしていたか思い出せない」という、アイデンティティと密接な関係である顔との乖離をきっかけに、現在の顔をある種記録的に描写する。現在の「今顏」を残し、自分と対峙するために製作された同シリーズは代表作となった現在も、「彼女の顔が思い出せない」シリーズを加藤は変わらぬ姿勢で製作している。  本展のタイトルは、コロナ禍によって中止されたアートフェア東京に展示予定だった作品が行き場をなくして部屋の片隅に置かれている姿が、いまの情勢を表しているように感じ名付けられたという。作品と現在の生活状況とを見比べることによって、鑑賞者は感じ入るものがあるだろう。 開催概要展示名:「ひあたりのわるいへや」展会期:6月24日〜7月18日参加作家:加藤愛会場: ミヅマアートギャラリー(​東京都渋谷区神宮前 2-4-7 1F)営業時間:11:00~19:00定休:月曜日、日曜日、祝日 お問い合わせWeb:https://mizuma-art.co.jp/メール:gallery@mizuma-art.co.jp

著名な公募による展示会「TOKAS-Emerging 2019」

TOKAS-Emerging 2019 part 2 at TOKAS Hongo 東京芸術劇場 東京の現代アートの創造と振興を目的としたアートセンターです。トーカスは2001年にトーキョーワンダーサイトという名称で設立されました。トーキョーワンダーサイトは2017年にトーキョーアーツアンドスペースに改称しました。2001年より、新進気鋭のアーティストや実験的なアートプロジェクトを支援するための様々なプログラムを実施してきました。 TOKAS-Emergingでは、35歳以下の日本人アーティストを対象に公募を行っており、今回は6名のアーティストが選出されました。今回は6名のアーティストが選ばれました。TOKAS-Emergingの第1部は7月20日から8月18日まで、第2部は8月31日から9月29日まで開催されています。 パート2をくわしく見る – Ashikawa Mizuki, Miyasaka Naoki, Hojo Tomoko TOKASには、アートプロジェクトや展覧会を中心としたTOKAS本郷と、アーティストのためのレジデンス「TOKAS Residency」の2つの会場があります。 TOKAS本郷の建物は3階建てで、3人のアーティストがそれぞれ独立したスペースを確保していました。作家は個展として作品を発表することができます。 1階は芦川瑞季の作品で、リトグラフを中心とした版画を中心とした作品を展示しています。今回の展示の特徴は、構成の整った展示でした。大きなサイズの作品から80x50mmなどの小さな作品まで、リズミカルな流れの中に設置されている。 近所を歩いていて出会った風景をモチーフにしています。特に今回は、TOKAS本郷を訪れたことからインスピレーションを得て制作した作品を展示しています。 彼女の作品が展示された理由は、空間を理解した上で空間のリズムに合わせて展示されていたからです。 2階では、Miyasaka Naokiによる「三つの空間」の展示が行われています。人間の知覚によって変化しうる空間の概念を研究している作家であるMiyasakaは、展示空間全体を作品にしています。本展では、人間の知覚の変化によって生じる様々な空間の概念を捉えるための3つの空間を展示します。 サウンドアーティストのHojo Tomokoは3階を拠点に活動しています。主にインスタレーションや音の作品を制作しています。今回の個展「Sotto Voce」では、歴史やマスメディアに取り上げられてきたオノ・ヨーコに対する様々な認識に焦点を当てています。アーティスト、ジョン・レノンの妻、スキャンダラスな女など、オノ・ヨーコに関する記述が多い中、北條はこれらの記録された認識を可視化し、個人がどのように主観化されるかを提示します。 宇宙と番組について-TOKAS-Emerging 3階建ての面白い建物の中で、作家が個展をしているような展示をしているのが印象的だった。グループ展をサポートするアーティストの公募が多い中、TOKAS-Emergingは個展の機会を与えているという形が面白かった。若いアーティストにはなかなか個展の機会がないので、TOKASの支援の仕方は彼らの助けになっていると思います。アワード自体の評価だけでなく、現実的な面でもアーティストを大きくサポートしているように感じました。 TOKAS-Emerging 2019 part...

横断者たち-ファインアートと陶芸の境界線-

 陶芸、という響きに古めかしい響きがあるのは否めない。  日本人であれば、どうしても華道や茶道など古くからの日本文化を想起するであろうし、他国であっても何らかの伝統的文化と紐づくこと請け合いである。それもそのはず原始的なものであれば粘土と火さえあれば完成してしまう人類の最も古いテクノロジーだからである。  しかし、現代に生きる陶芸アーティストは、他のメディアと同じく常にアップデートを図っている。日本でいえば青木克世、桑田卓郎、上出恵悟などが手がける作品は、質はいうまでもなく目にも楽しい。  日本は世界的に見ても土性や焼成方法が多様であり、あらゆる陶芸の形が存在するわけだが、それと比例して陶芸のファンの数も多いことから現代アートとほぼ同等のマーケットを持つ。本記事ではそんな日本から、陶芸の世界に新たな息吹を吹き込むアーティストを3名紹介したい。 Saeka Komatsu 作家の詳細はこちらから 吉田芙希子/Fukiko Yoshida 作家の詳細はこちらから 長田沙央梨/Saori Osada 作家の詳細はこちらから

市野勝磯: 伝統から現代美術への一歩を踏み出す

"丹波焼ならではの素朴で自然な土を活かしたい" 市野勝磯 兵庫県にある「日本六古窯」の一つである丹波焼を作り続けている市野家の7代目、市野勝磯さん。今から約850年前の平安時代末期に発祥した陶器です。 1926年、日本の哲学者・柳宗悦とその仲間たちによって「民藝」と呼ばれる日本の民芸運動が始まりました。これまで美術史からほとんど無視されてきた日本の日常的な美術品や、無名の職人が作った陶器や織物、漆器などの工芸品を世界に紹介しようというもので、柳宗悦は「民藝」と呼ばれた。柳は300点の丹波焼を収集し、その美しさを伝える書物を執筆しました。柳宗悦の努力により、90年前、食器としての丹波焼の歴史がよみがえりました。丹波焼の技術を現代美術として取り入れた新しいスタイルの焼き物を発表する市野勝磯の取り組みは、柳宗悦の「民藝」運動を継続させるものとなるでしょう。 丹波焼の歴史-丹波焼職人の一族 粘土でアートを作る 丹波焼を通じた表現 シンプルな食器から現代アートまで 市野勝磯の作品を購入する場所 歴史-丹波焼職人の一族 炭酸化した「みずさし」 by 市野勝磯 丹波焼の長い歴史とは? 丹波焼の歴史は約850年前にさかのぼり、その起源は平安時代末期にまでさかのぼります。谷間の山間に窯を作り、実用的な食器を作っていました。常に時代が求める焼き物を作りながら、新しいことに挑戦し続けながら、家族に受け継がれてきました。この貴重な歴史を感じます。この時代にしか作れない、この時代にしか作れない、自分にしか作れない、自分だけの焼き物を作れるように努力しています。 20代で陶芸の修行を始める前は何をしていたのですか? 先生に洋画を習っていました。彫刻も1年間勉強していました。私が通っていた大学は美術学校ではなく、関西学院大学で経済学を専攻していました。 丹波焼の伝統的な職人の家系に生まれ、ご先祖様の跡を継いで丹波焼の作家になられたわけですが、なぜこの道を選ばれたのですか? 子供の頃は、焼き物はいつも身の回りにあったもので、あまり興味がありませんでした。しかし、20代の頃、東京で陶器を使った作品を作っている作家さんに師事しました。それに触発されて、故郷の丹波の窯で現代の焼き物を作ってみようと思いました。以来、制作を続けています。 粘土を使った作品制作 丹波焼の特徴は? 素朴な風合いの素朴な土が特徴です。丹波焼は、時代の流れとともに制約が少なく、自由に形を変えていきました。歴史的な丹波焼には、作られた時代のニーズが反映されています。丹波焼の特徴は、時代の流れを反映した焼き物であることです。 炭酸八角の「水無月」(茶道用の水入れ)市野勝磯作 丹波焼はなぜ焼き物の生産で栄えたのか?丹波焼の粘土は他の粘土とどう違うのでしょうか? この辺りは焼き物に適した粘土が豊富にあったからだと思います。鉄分の多い山間部の土です。 いつも使っている粘土はどんな感じですか? 私の作品に使っている粘土は、コップやお椀の仕上げにも使えるので、表面がとても滑らかで肌触りが良いです。 丹波焼を通しての表現 丹波焼で表現したいこと、丹波焼だからこそ表現できることを教えてください。 存在感のある、形にこだわった焼き物を作りたいです。丹波焼ならではの素朴で自然な土を活かしたいですね。もともと丹波は重厚感があり、丈夫で頑丈な焼き物という特徴がありました。丹波の土に白土を塗っています(鉄分の多い土はそのまま焼くと赤茶けた色になってしまいます)。 長年続けているのは、炭焼きという炭を使った焼き方にこだわっています。素朴で軽やかな感じがします。一言では言い表せませんが、ジャズの軽快な音にも負けない丹波焼を目指しています。 海外の美術愛好家に丹波焼を紹介する場合、国内のファンに紹介する場合と比べて、どのような点に力を入れていますか? 自然で素朴な土の丹波焼という日本のスタイルにこだわりたいですね。実用性よりも、丹波焼そのものの存在感を大切にして、際立たせたいですね。 食器や花器であれば、食べ物を載せた食器や、花を入れた花器を見せることで、焼き物の存在感をアピールしていきたいと思います。 しかし、形を重視した陶芸の場合(もちろん花器や茶道具も含まれます)は、作家の制作意図やアイデアが重要だと思います。時代の変化にも耐えうる、タイムレスな力が必要だと思います。 今回初めて海外に進出しました。これからは、このような陶器作りに力を入れていきたいと思っています。 丹波焼を買った人にはどう感じてもらいたいですか? 土のぬくもりを感じて、いつまでもそばに置いておきたいと思ってもらいたいですね。 市野勝磯氏による土のイメージ シンプルな食器から現代アートまで これまで日本では貴重な伝統工芸品とされてきた丹波焼。現代アートの存在によって、やきものの歴史はどのように変化していくのでしょうか。また、新たな挑戦とは何でしょうか。 実用的な用途ではなく、海外では家を飾るために使われている焼き物が、新たな需要を生み出しています。また、作品の扱い方も変わってきますし、技術やデザインも洗練されてくると思います。丹波のギャラリーにも丹波の作品が増えてくると思いますし、また違ったお客さんが来てくれると思います。 他の作家から影響を受けたことや、自分のモットーはありますか? 東京で師事した板橋弘美先生に影響を受けています。 陶芸の勉強だけでなく、美術展にも足を運んでインスピレーションを得ています。自分の心に忠実な焼き物を目指しています。完成した作品を分析してアイデアを得ることが多いです。改良点を探して、次の作品をイメージしています。 今後の予定はありますか? 丹波焼を海外に広めていきたいですね。海外の展示会で作品を発表する機会があればいいですね。 市野勝磯さんの作品を購入できる場所 TRiCERAでは、市野勝磯のユニークな作品を数多く展示しています。他の日本の若手アーティストの作品に興味がある方は、コンテンポラリーアートのページをご覧ください。

Feature Post

Yuna Okanishi: 筆跡の中に禅を見つける

“書道は単に線を引くだけではなく、線と線の間の空間も大切にしています。” Yuna Okanishi 若い頃から墨と紙のモノクロームの世界に惹かれていたYuna Okanishi。7歳の時には書道を正式に学び始め、書道への理解を深めていく。彼女にとって書道とは、単に線を描くことだけではなく、線と線の間の空間、つまり空虚さと充実感の二項対立を意味しています。 黒は空虚を表し、白は充足を表します。何が本当で何が本当でないかわからない世の中で、何が本当に大切なのかを見極める努力が必要だとOkanishiは考えています。 今回のインタビューでは、Okanishiの作品の原点、Okanishiにとっての作品とは何か、そして禅の思想が創作活動に与えた影響についてお話を伺いました。このインタビューは、長さとわかりやすさのために軽く編集されています。 現実と想像の世界を描く "空虚さと充実感 "の二項対立 書道から水墨画まで 簡素化と禅のライフスタイル 書道は命 岡西由奈のアートを購入する場所 現実と想像の世界を引き寄せる 水墨画家になるまでの経緯を教えてください。 7歳の頃から書道の練習をしていて、2010年に初めて個展を開きました。水墨画をMr. Sekizawaに習おうと思ったのは2012年のことでした。Sekizawaは日本画・水墨画の巨匠として有名なKawai Gyokudoに師事されていて、その技術は本当に並外れていました。 私はSekizawaから水墨画を学ぶことが大切だと思い、Sekizawaに連絡を取り、すぐにSekizawaの指導を受けることになりました。この時、私は全力で墨書画の習得に励み、多くのことを教えていただきました。 Yuna Okanishiの大と小 Sekizawa先生から学んだ一番大切なことは何ですか? 授業中に何度も楽しい? と何度も聞かれたのを覚えています。関沢さんはいつも「よかった、よかった!」と喜んでくれました。 Sekizawaさんは、「楽しいことが一番の描き方」とよく話してくれました。書道は自分の心の状態を映し出す鏡なので、楽しんで描いていたかどうかは見ている側にも伝わります。また、制作過程そのものを楽しむことが、芸術を追求し続けるための鍵であるとおっしゃっていましたが、私は作品を制作する際に常に意識しています。その楽しさは、作品だけでなく、自分自身にも広がっていくので、制作中は本当に楽しいと感じます。 "描く一本一本の線は、自分の姿、自分自身を表している" 7歳から書道を習っていたそうですが、その影響はいかがでしたか? 一本一本の線が自分を表していると思います。例えば、単純な直線を描けなかったら、自分に自信がないとか、自信がないとか、そういうことですよね。 あなたの心が正しい場所にない場合は、それは線の中で表示されます;あなたが続けるようにまっすぐなストロークは蛇行し始めるでしょう。しかし、あなたの心が設定されている場合 - あなたの心の最も深い部分から自分自身の確信しているとき - あなたの描画は、これを反映します。 私にとって、私は書道はあなたの心と精神を表すように非常に人生そのもののようなものだと思います。私の書道がますます洗練されていくにつれ、私はより成熟し、自分の人生をより明確に理解するようになりました。ある意味、書道は人生のバロメーターのようなものです。 6 by Yuna Okanishi "空虚さと充実感 "の二項対立 アートシリーズ「空虚と充満」のコンセプトはどのようにして生まれたのですか? 子供の頃からずっと考えていたことなので、"生まれた "わけではありません。真実とは何か、嘘とは何か?私が見ている世界は現実なのか?私の目で見ている世界は、私の魂の目で見ている世界と同じなのだろうか?このような疑問は、私の心の中に常に存在していました。 Yuna Okanishiのパラレルワールドとのコミュニケーション 例えば、私は小さい頃、キャンバスは粒子に分解できるので、その小さな粒子の上に世界が存在していて、その粒子の上に何かが生きているのではないかと信じていました。私たちが生きているこの世界、私たちが生きている宇宙が、誰かにとってのもう一つの「粒子」に過ぎないとしたら?もしかしたら、私たちはバービー人形のように弄ばれているのかもしれません。 真実とは何なのか?これは、私がまだ答えを出せていない問いです。 大人になってからも、これらの疑問は私と一緒に残っていた。私が見ている光は何億光年も前に作られたものかもしれない。では、今、私が見ている光は何なのか?真実とは何か、嘘とは何か。 "空虚そのものを描いているかのように 白い空白をどう残すかを いつも深く考えています" 人に会っても、こんなことを自問自答し続けています。もしかしたら、自分と仲良くなれない人の中にも、自分が学ぶべきことがあるのではないかと。真実は意外なところにあるし、その逆もある。私は、「空虚と充足」の世界で答えを探して生きているのだと思います。 私たちは生まれる前からすべてを知っていて、意図的に生まれてきた両親のもとで育つことを選んでいるのだと思います。何かに抑圧されているわけではないので、この人生の最初の数年間の記憶はとても貴重で大切なものだと思います。作品を制作する際には、このような人生の初期段階の記憶を常に思い出すようにしています。 あなたの作品のどのような点が他のカリグラフィーアーティストとの差別化になっていますか? よく見ている方から「私の書道は独特のスタイルを持っている」と言われることがありますが、正直なところ、それを自分で発見するには至っていません。ただ、私がいつも気にしているのは、空虚さそのものを描くように白い余白をどう残すかということです。書道だけではなく、文字の周りの空間をどのように見せるか、ということにもこだわっています。 書道から水墨画へ 普通の書道と墨絵の違いは何ですか? 書道は自分の心や精神状態がとてもよく反映されています。例えば、心が不安定な時に線がぼやけてしまう。私の心を映し出してくれます。 カタナ(剣) Yuna Okanishiさんの 墨書画は、水墨画に見られる技法を用いて描かれています。もちろん、書道のように精神状態を反映したものではありますが、墨書画は文字のように露骨なものを描くのではなく、より抽象的なイメージや概念を描くことを目的としています。 技術的な面では、書道では二度書きが禁止されていますが、墨書画は、軽い筆の上に重い筆を重ねて、インクの自然な流れを楽しみながら重ねていくものです。そういう意味では、水墨画に近いですね。 書写画は、書道と日本画の中間に位置する芸術だと思います。 簡素で禅的なライフスタイル 禅の哲学は、あなたのライフスタイルと芸術の両方に見出すことができます。禅の考え方を取り入れたきっかけを覚えていますか? 子供の頃、私はアトピーに悩まされていて、母は介護に苦労していました。私は市販のものにアレルギーを持っていたので、自然のものしか使えませんでした。 アトピーをきっかけに、母は環境への意識が高まり、環境に優しい生活を送るようになりました。そんな母を見て育った母の生き方には、何事も大切にする、物を大切にするなど、禅の思想に通じるものがありました。禅の本を読み始めた時に、その精神に真実があると思い、禅哲学を修行したいと思いました。 禅哲学に興味を持った理由はもう一つあります。忙しい現代社会の中で、歩きながらスマホを使い、食事をしながらテレビを見ていると、その瞬間を生きづらくなるのはおかしいと感じました。禅の修行では「今を生きる」ことを実践すると聞いて、2014年に非常に厳しい修行で知られる永平寺で学ぶことにしました。 先ほど、「書道は心を映すもの」とおっしゃっていましたが、ご自身の成長が作品にどのように影響しているのでしょうか。ご自身の成長は作品にどのような影響を与えているのでしょうか? 私の作品には曲線を描く線が多いのですが、この曲線は時間の経過とともに大げさになってきていると思います。 それは自然の曲線であり、雲海であり、アーチを描く枝でもあります。自然を愛することで自分をもっと発見していくと、海に潜ったり、大自然の中に出てみたりして、世界の「曲線」をもっと発見して、自分の線がもっと曲線になっていくことがよくあります。私の作品は私を表しているので、私の作品がどのように進化してきたかに満足しています。 書道は命 私は、書道は人生だと思っています。 書道の練習をするときは、まず「臨書」の文字を写すことから始めます。 臨書の練習には三段階の段階があります。 第一に、文字の形を真似る「桂林」です。これにより、師匠の技を習得することができます。 第二に、書家の意味や思想を理解し、その思想に浸りながら文字を描く「入林」。 三つ目は、今まで学んできたことを忘れて、自由に描いて、自分だけのオリジナルなものを作る「毛琳」。 この段階は、人生そのものにも当てはまると思います。生まれた瞬間から、周りの人の真似をして言葉を覚え、人を理解しようとしながら自分の個性を伸ばしていく。 書道には、人生と似た要素がたくさんあります。だからこそ、書道は人生だと思っています。 Yuna Okanishiさんのアートを購入する場所 TRiCERAでは、Yuna Okanishiの作品を多く取り扱っております。他の日本の現代書家の作品に興味がある方は、書道アートのページをご覧ください。

上床加奈 / 中島健太 による新作版画の予約抽選販売を実施致します

この度、TRiCERAではフジテレビのWEBメディア「フジテレビュー」に登場したアーティスト 上床加奈、中島健太による新作版画作品を予約抽選販売致します。 ■ 受付期間 2020年10月25日(日) 10:00 〜 2020年11月10日(火)■ 当選通知 2020年11月17日(火)までに当選者のみメール通知■ 応募方法 応募フォームに必要項目を記載の上、注意事項を必ずお読み頂きお申し込み下さい。 【販売に関する諸注意】(1) 作品にアーティスト直筆サイン、エディションナンバー入り。(2) 本作品は抽選となっており、ご希望の作品が手に入らない場合がございます。(3) エディションナンバーは選択出来ません。(4) 作品発送は本発売(2020年11月16日予定)より約2週間から1ヶ月のお時間を頂きます。(5) 下記の作品の仕様は制作前のものであり変更が生じる場合がございます。(6) お一人様一作品あたり2点までお申込頂けます。 | 上床加奈 《犬神 参》 ©️ Kana Uwatoko / TRiCERA, inc. アーティスト:上床 加奈...

初めて現代アートを購入するなら版画がオススメ!-高精彩プリント作品-

この度TRiCERAでは各国より選りすぐった13名のアーティストによる限定エディション・高精彩プリント作品をDNP社からの技術協力を得て販売致します。プリントだからこそ味わえる、アーティストが描き出すイメージの力をダイレクトにお楽しみ下さい。なお今回の企画に伴い、購入後のインタビュー(5~15分:メールもしくはお電話)にお応え頂いた方すべてにオリジナル額(Aの場合:2万円相当)を無料プレゼントいたします。額装をした上で配送させて頂きます。 *11月30日までの期間限定キャンペーン*ご好評のため12月31日まで期間延長!!ご希望の方は、購入後にお送りするメールにご返信ください。 今回の版画作品に関して A. 本格的な現代アートを楽しむ:10万円(税抜) B. 現代アートを幅広く味わう:(A3) 5万円(税抜)、(B3) 3万円(税抜) C. 入門編として現代アートに親しむ:(A3) 1万5千円(税抜) 版画-複数の人が楽しめるアート DNPの技術革新 今回の版画作品に関して 今回の企画には使用する素材や技法、テーマが異なる総勢13名のアーティストが参加し、それぞれ下記のような3つの種類で版画作品を用意しました。 A. 本格的な現代アートを楽しむ A2(42 × 59.4cm)の大型サイズに加え、エディションナンバーとアーティストによる直筆サインがつきます。また、最新のブロックチェーンを使用した証明書によって永久に真贋が保証されます。 サイズ、直筆サイン、エディションナンバーがあることで価格も10万円(税抜)となりますが、しっかりとアートを楽しみたい方、コレクションされたい方におすすめです。 B. 現代アートを幅広く味わう A3サイズ(29.7 x 42.0cm:横長の場合)に加え、B3サイズ(36.4 × 51.5cm:横長の場合)を用意し、エディションナンバーとアーティストのサインデータが印字されています。 価格はA3サイズは3万円(税抜)、B3サイズは5万円(税抜)とご用意しております。ご自宅の壁のサイズに合わせてお好きなサイズをお選び頂けます。 C. 入門編としてアートに親しむ サイズはA3(297 ☓...

アートアワード東京丸の内2019に関するレビュー

現在の日本の現代美術の動向を示す展覧会。 6月5日から6月20日まで東京・有楽町・大手町エリアの丸の内にて、日本の若手アーティストを対象としたアートアワードの一つとして定着している「アートアワード東京丸の内2019」の第13回展が開催されました。同アワード運営委員会では、日本全国の優秀な若手アーティストを発掘・育成するために、全国の美大・大学院で開催されているディグリーショーを視察してきました。丸の内での本展では、ノミネート作品を展示し、その後、東京で大賞と審査員賞が授与されます。丸の内賞」は、実行委員会賞、審査員賞に加えて、観客の投票によって授与されます。 隠れたアーティストを発掘するだけでなく、丸の内をアートの街として発展させていくことを考えているのも本展の面白いところだ。 丸の内エリアを中心とした大手町仲通りの国際ビル、新東京ビル、新丸ビル、大手町中通りの行幸チカギャラリーで開催されています。 高層ビルに囲まれた東京の中心地である丸の内は、若手アーティストの舞台となり、また、普段はなかなか現代アートを楽しむことができない都会の人々も、気軽にアクセスして展覧会を楽しむことができます。行幸千賀ギャラリーは、東京駅につながる地下歩行者専用道路に建設されました。その後その特別な場所であることを知っているからこそ、「アートアワード東京」だけでなく「アートアワード東京丸の内」という名前になったのです。 その結果、この展覧会は13年間、才能ある若手アーティストと都市生活者、そして街づくりをつなぐものとなってきました。だからこそ、日本の現代美術の動向を示す窓口となる著名な美術賞に注目するだけでなく、その内側にも価値を見出すことができた。 ノミネートされた作品 は、東京・丸の内で展示された全25作品です。アーティストは 以下の大学・研究科から 東京都立大学 美術、多摩美術大学、武蔵野美術大学、東京造形大学、女子美術大学 京都造形芸術大学、京都造形芸術大学、名古屋 芸術大学、京都市立芸術大学、東北芸術大学 やデザイン。また、絵画、彫刻など様々なジャンルのアート作品を制作しています。写真撮影、印刷、インスタレーション。 アーティストにとって、観客にとって、街にとっての価値を考え、日本を代表する現代美術賞として、毎年楽しみにしています。 展覧会の詳細については、http://www.artawardtokyo.jp/2019/ 記事を書いた人:Jeongeun Jo韓国出身、日本在住。東京藝術大学大学院美術研究科を卒業したTRiCERAのメンバーの一人。アーティストとしても活動しています。