日曜日, 6月 20, 2021
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上床加奈 / 中島健太 による新作版画の予約抽選販売を実施致します

この度、TRiCERAではフジテレビのWEBメディア「フジテレビュー」に登場したアーティスト 上床加奈、中島健太による新作版画作品を予約抽選販売致します。


■ 受付期間 2020年10月25日(日) 10:00 〜 2020年11月10日(火)
■ 当選通知 2020年11月17日(火)までに当選者のみメール通知
■ 応募方法 応募フォームに必要項目を記載の上、注意事項を必ずお読み頂きお申し込み下さい。


【販売に関する諸注意】
(1) 作品にアーティスト直筆サイン、エディションナンバー入り。
(2) 本作品は抽選となっており、ご希望の作品が手に入らない場合がございます。
(3) エディションナンバーは選択出来ません。
(4) 作品発送は本発売(2020年11月16日予定)より約2週間から1ヶ月のお時間を頂きます。
(5) 下記の作品の仕様は制作前のものであり変更が生じる場合がございます。
(6) お一人様一作品あたり2点までお申込頂けます。


| 上床加奈 《犬神 参》

©️ Kana Uwatoko / TRiCERA, inc.

アーティスト:上床 加奈 Kana Uwatoko
タイトル : 犬神 参
エディション:30
イメージサイズ(作品の図の大きさ):176 × 700mm
シートサイズ(用紙の大きさ):196 × 720mm
技法:ジクレープリント・ホログラム加工
サイン: アーティストによる直筆サイン
価格:55,000円 (税抜)


抽選応募はこちらから


| 中島健太 《金寿司》

©️ Kenta Nakajima / TRiCERA, inc.

*3作品が1つのシートにプリントされています
アーティスト:中島 健太 Kenta Nakajima
タイトル : 金寿司
エディション:20
シートサイズ(用紙の大きさ):200 × 500mm
技法:ジクレープリント
サイン:アーティストによる直筆サイン
価格:50,000円 (税抜)


抽選応募はこちらから


「上床加奈/中島健太 新作版画」抽選応募フォーム

抽選への参加を希望される方は、下記の注意事項をご確認の上、フォームよりお申し込みください。
(1) 作品にアーティスト直筆サイン、エディションナンバー入り。
(2) 本作品は抽選となっており、ご希望の作品が手に入らない場合がございます。
(3) エディションナンバーは選択出来ません。
(4) 作品発送は本発売(2020年11月16日予定)より約2週間から1ヶ月のお時間を頂きます。
(5) 下記の作品の仕様は制作前のものであり変更が生じる場合がございます。
(6) お一人様一作品あたり2点までお申込頂けます。

Shinzo Okuokahttps://www.tricera.net/
1992年東京都出身。大学でインド哲学を学んだ後出版社に勤務し、アート雑誌と神社専門誌の副編集長として雑誌及び書籍の企画・編集に携わる。2019年にスタートアップ企業である株式会社TRiCERAに参加、日本初の現代アート専門の越境ECの開発及びアーティストのマネジメント、自社オウンドメディアの立ち上げを担当する。特技は速筆で、雑誌時代には1ヶ月で約150ページを1人で取材・執筆した。

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1993年 韓国生まれ 2018年 韓国ソウル・弘益大学校美術学部版画学科卒業(ダブル専攻) 2018年~ 東京藝術大学大学院修士課程在学中 1.一言で言うとどんな作家さんですか? - 銅版画家です。 2. 作品を作る時に一番大切にしていることは何ですか? - 作品を作る時に大切にしていることは何ですか?雰囲気のある題材で感情を伝えたいと思っています。 3.アートについて、ビジュアルとコンセプト、どちらが重要ですか? -ビジュアルアートで一番大事なのは視覚化だと思います。観客の共感を得られない作品は、ビジュアルアートとしての機能を果たせないと思います。アーティストの最終的な目標は、良いコンセプトを魅力的に表現して、視覚化することで観客を説得することだと思います。 4.アートとは何だと思いますか? -人間の本能である、何かを創造しようとすること。 5. どのようにしてアーティストになったのですか? -自分の作品は自分の人生の記録だと思っています。だから、日記を書くような感覚で作品を作っています。作品を作ることは、自分の存在意義を証明することと同じなので、それが芸術家になった理由だと思います。このような思いは、私の作品のメインテーマにもつながっています。生きることへの強烈な思いをモノにできるのが、アーティストの喜びだと思います。 Kim Jihye , Time to leave, mezzotint, 12x15cm, 2019 ©️Kim Jihye 6.尊敬するアーティストはいますか? -エドワード・ホッパー、ゲルハルト・リヒター、中林忠義、ドホ・ス。 7.あなたのキャリアの中で一番幸せなことと一番大変なことは何ですか? -自分の作品を愛してくれている人に認められた時はとても嬉しいです。逆に、アーティストではない友達とは違う道を歩んでいるような気がします。社会が求める標準化された時間とは違う時間を生きているような気がして、悲しくなることもあります。 8. どんな人に作品を見せたいですか? -昼より夜が好きな人、一人の時間が好きな人。なんとなく、こういう人には共感してもらえると思います。 9. 5年以内に実現したい夢や計画を1つ教えてください。 - 作品の方向性を考えて、変化を起こそうとしています。5年後の自分がどうなっているかはわかりませんが、満足できるように成長できればいいなと思っています。 10. 嫌いなコンセプトや避けたいコンセプトはありますか? -...

コレクションをすることの楽しさとは?

獣医のNengさんは、つい最近、新しいお気に入りアーティストの作品を購入した。アーティストとの出会いや買い物の体験談を語ってくれた彼はまた、インタビューを通して、思いもよらない嬉しい発見もあった。さて、その発見とは。 アートを購入されたのは初めてですか? – 美術品を買うのは2、3回目ですが、TRiCERAでは初めてです。 作家のHiroki Takedaさんや作品を選んだ理由は何ですか? – 彼の作品と、彼が描く動物たちがとても好きなんです。彼の作品はとてもカラフルで美しい。また、ウミガメの背中に花をつけていたりと、その創造性に惹かれましたね。 TRiCERAのことは、ソーシャルメディアや広告などでどこで知りましたか? – SNSはインスタグラムしか使わないのですが、ある日、ブラウジングしていた時に、たまたま彼の作品の投稿が目に飛び込んできたんです。それがきっかけで、TakedaさんとTRiCERAを知りました。 なぜ弊社で購入しようと思われたのですか?やはりその作品が目に留まったから、もしくは何か他にも理由があったのでしょうか? – そうですね、実は最初、その投稿も単にネット上だけの投稿・写真だと思っていて、販売中のアート作品だとは知らなかったんです。だから、実際に買えると知ってすぐにウェブサイトに飛びました。彼のアートが大好きだったので、すごく嬉しかったですね。 お気に入りアーティスト発見の一助となれて光栄です。弊社サイトでのお買物体験はいかがでしたか? – 簡単でしたし、特に問題はありませんでした。あと、購入時にスタッフの方がアドバイスをしてくれたので、それも助かりました。 はい、私共はお客様のお手伝いやご案内にも力を入れているんです。 – そうだったんですか。実はですね、また彼の作品を買いたいと思っているんです。私は獅子座なので、ライオンの作品も良いな、と。本当は、背中に花を咲かせたウミガメの物が本命なのですが、サイズが合わないんですよね。ちょっと希望より小さすぎて。 例えば希望の作品サイズについても、作家さんと交渉して、コミッションワークをしてもらえるか話をしている最中です。 – そんなことが出来るんですか? それなら、私が購入した作品と同じような大きさで是非お願いしたいですね。 まだ可能かどうかわかりませんけど、もしも決まったらご案内させて下さい。 – はい、ぜひともお願いします!それは最高に嬉しいです。 先日の作品はご自宅用、それともどなたかへのプレゼント用に購入されたのですか? – 自宅に置いています。家にアートがあると、見ていて落ち着くし、幸せな気持ちになれるので好きです。自分にプラスの影響を与えてくれると言うか。 ご自宅での保管ですが、彼の作品は水彩画なので、直射日光が当たらない場所に飾る様ご注意くださいね。 – 気をつけます、大事なポイントですね。 はい、ご購入だけでなく、保管方法やその他アドバイスも含めてのお手伝いを心掛けておりますので。インタビューありがとうございました。ご依頼の作品につきましては、詳細が分かり次第ご連絡差し上げます。 – よろしくお願いします!まさかこんなお願いができるとは思いもしませんでした。ありがとうございました。 グローバルマーケットプレイスのTRiCERAでアートを楽しみませんか?  TRuCERAアートでは世界80カ国以上のアーティストによる16,000点以上の作品を楽しむ事が出来る アジア最大級のグローバルアートマーケットプレイスです。 あなたの運命の作品を探すきっかけの場所としてTRiCERAは日々進化しています。 画像をクリックしてあなただけの作品を見つけに行きましょう。

市野勝磯: 伝統から現代美術への一歩を踏み出す

"丹波焼ならではの素朴で自然な土を活かしたい" 市野勝磯 兵庫県にある「日本六古窯」の一つである丹波焼を作り続けている市野家の7代目、市野勝磯さん。今から約850年前の平安時代末期に発祥した陶器です。 1926年、日本の哲学者・柳宗悦とその仲間たちによって「民藝」と呼ばれる日本の民芸運動が始まりました。これまで美術史からほとんど無視されてきた日本の日常的な美術品や、無名の職人が作った陶器や織物、漆器などの工芸品を世界に紹介しようというもので、柳宗悦は「民藝」と呼ばれた。柳は300点の丹波焼を収集し、その美しさを伝える書物を執筆しました。柳宗悦の努力により、90年前、食器としての丹波焼の歴史がよみがえりました。丹波焼の技術を現代美術として取り入れた新しいスタイルの焼き物を発表する市野勝磯の取り組みは、柳宗悦の「民藝」運動を継続させるものとなるでしょう。 丹波焼の歴史-丹波焼職人の一族 粘土でアートを作る 丹波焼を通じた表現 シンプルな食器から現代アートまで 市野勝磯の作品を購入する場所 歴史-丹波焼職人の一族 炭酸化した「みずさし」 by 市野勝磯 丹波焼の長い歴史とは? 丹波焼の歴史は約850年前にさかのぼり、その起源は平安時代末期にまでさかのぼります。谷間の山間に窯を作り、実用的な食器を作っていました。常に時代が求める焼き物を作りながら、新しいことに挑戦し続けながら、家族に受け継がれてきました。この貴重な歴史を感じます。この時代にしか作れない、この時代にしか作れない、自分にしか作れない、自分だけの焼き物を作れるように努力しています。 20代で陶芸の修行を始める前は何をしていたのですか? 先生に洋画を習っていました。彫刻も1年間勉強していました。私が通っていた大学は美術学校ではなく、関西学院大学で経済学を専攻していました。 丹波焼の伝統的な職人の家系に生まれ、ご先祖様の跡を継いで丹波焼の作家になられたわけですが、なぜこの道を選ばれたのですか? 子供の頃は、焼き物はいつも身の回りにあったもので、あまり興味がありませんでした。しかし、20代の頃、東京で陶器を使った作品を作っている作家さんに師事しました。それに触発されて、故郷の丹波の窯で現代の焼き物を作ってみようと思いました。以来、制作を続けています。 粘土を使った作品制作 丹波焼の特徴は? 素朴な風合いの素朴な土が特徴です。丹波焼は、時代の流れとともに制約が少なく、自由に形を変えていきました。歴史的な丹波焼には、作られた時代のニーズが反映されています。丹波焼の特徴は、時代の流れを反映した焼き物であることです。 炭酸八角の「水無月」(茶道用の水入れ)市野勝磯作 丹波焼はなぜ焼き物の生産で栄えたのか?丹波焼の粘土は他の粘土とどう違うのでしょうか? この辺りは焼き物に適した粘土が豊富にあったからだと思います。鉄分の多い山間部の土です。 いつも使っている粘土はどんな感じですか? 私の作品に使っている粘土は、コップやお椀の仕上げにも使えるので、表面がとても滑らかで肌触りが良いです。 丹波焼を通しての表現 丹波焼で表現したいこと、丹波焼だからこそ表現できることを教えてください。 存在感のある、形にこだわった焼き物を作りたいです。丹波焼ならではの素朴で自然な土を活かしたいですね。もともと丹波は重厚感があり、丈夫で頑丈な焼き物という特徴がありました。丹波の土に白土を塗っています(鉄分の多い土はそのまま焼くと赤茶けた色になってしまいます)。 長年続けているのは、炭焼きという炭を使った焼き方にこだわっています。素朴で軽やかな感じがします。一言では言い表せませんが、ジャズの軽快な音にも負けない丹波焼を目指しています。 海外の美術愛好家に丹波焼を紹介する場合、国内のファンに紹介する場合と比べて、どのような点に力を入れていますか? 自然で素朴な土の丹波焼という日本のスタイルにこだわりたいですね。実用性よりも、丹波焼そのものの存在感を大切にして、際立たせたいですね。 食器や花器であれば、食べ物を載せた食器や、花を入れた花器を見せることで、焼き物の存在感をアピールしていきたいと思います。 しかし、形を重視した陶芸の場合(もちろん花器や茶道具も含まれます)は、作家の制作意図やアイデアが重要だと思います。時代の変化にも耐えうる、タイムレスな力が必要だと思います。 今回初めて海外に進出しました。これからは、このような陶器作りに力を入れていきたいと思っています。 丹波焼を買った人にはどう感じてもらいたいですか? 土のぬくもりを感じて、いつまでもそばに置いておきたいと思ってもらいたいですね。 市野勝磯氏による土のイメージ シンプルな食器から現代アートまで これまで日本では貴重な伝統工芸品とされてきた丹波焼。現代アートの存在によって、やきものの歴史はどのように変化していくのでしょうか。また、新たな挑戦とは何でしょうか。 実用的な用途ではなく、海外では家を飾るために使われている焼き物が、新たな需要を生み出しています。また、作品の扱い方も変わってきますし、技術やデザインも洗練されてくると思います。丹波のギャラリーにも丹波の作品が増えてくると思いますし、また違ったお客さんが来てくれると思います。 他の作家から影響を受けたことや、自分のモットーはありますか? 東京で師事した板橋弘美先生に影響を受けています。 陶芸の勉強だけでなく、美術展にも足を運んでインスピレーションを得ています。自分の心に忠実な焼き物を目指しています。完成した作品を分析してアイデアを得ることが多いです。改良点を探して、次の作品をイメージしています。 今後の予定はありますか? 丹波焼を海外に広めていきたいですね。海外の展示会で作品を発表する機会があればいいですね。 市野勝磯さんの作品を購入できる場所 TRiCERAでは、市野勝磯のユニークな作品を数多く展示しています。他の日本の若手アーティストの作品に興味がある方は、コンテンポラリーアートのページをご覧ください。

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