金曜日, 1月 28, 2022
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Quick Insight Vol.10 人間と動物、マシンなどのイメージを通して、現代社会を俯瞰的に描いていくスペイン人アーティストHector Fernandez Lleida の見つめる世界の輪郭

 ボトルなどの日常的なモチーフや、動物や人間の営みを、油絵という伝統的な手法を軸としてデジタルレタッチ、VR技術などの科学的な手法と、ステンシルを用いたグラフィティ的な表現まで幅広く活用しながら、重ね合わせて描いていくHector Fernandez Lleida。複雑化したイメージが氾濫する現代において、そういた流れを取り入れながらも独自の眼差しで、世界のリアリティを表象しようと試みる彼がどのように世界を見つめているかに迫ります。

1.制作を始めたきっかけはなんでしょうか。
子供の頃から、父が持ち帰った漫画に掲載されているイラストを真似して、いつも絵を描いていました。学校では授業のノートの間にいくつも絵を描き、すべてのノートに装飾が施されていました。 父は80年代に活躍した著名な漫画家で、私にとっては家に家庭教師がいるようなものでした。 それから時が経ち、私はバルセロナ大学で美術を学ぶことにしました。 卒業後すぐに、市民センターや地元のアートギャラリーで自分の絵を展示するようになりました。 私は少しずつ成長し、技術やスタイルが豊かになり、新しい技術やテーマを取り入れていきました。

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2. 現在の制作のテーマについて教えてください。
現在は100x100cmのキャンバスに絵を描いています。 静物画です。 この作品は、私が長年かけて開発してきた「ボトルコンポジション」のシリーズに属するものです。 このシリーズでは、これまでに同じテーマで5つの作品を異なる時期に、異なるフォーマット、コンポジション、色で描いてきましたが、今回は天頂からの視点でボトルのグループを描いています。 この非常に力強いボトルケースの色合い、暑さや寒さを感じさせる色調のコントラスト、そしてボトルの配置によって生まれるリズムが、この作品を特別なものにしています。 また、絵の捉え方、インパスト*1、生成されるさまざまなテクスチャーも重要です。急峻な視点、ボトルの配置が生み出すリズム、色や質感は、この作品に欠かせない要素です。 ベースとテクスチャーにアクリル絵の具を使い、筆やスパチュラを使ってきましたが、現在は油絵の具を使って制作しています。

3. 影響を受けたもの、自身にとってターニングポイントになっていると思うものはなんでしょうか。
私が影響を受けたものは、ストリートアートやデジタルアートを含む現代のリアリズムから抽象的なものまで多岐にわたります。私の作品の多くは、ドローイングとペインティングの組み合わせでできていますが、以前は、私が撮影した写真のイメージから始めて、時にはデジタル処理で構図や色を変えたり、要素を単純に加えたり減らしたりしていました。 その作品をより小さなサイズでドローイングや水性の画材(水彩、アクリル、墨など)を用いて、試作し、検討・発展させた後、最終的なサイズの絵画を制作します。 この創造的なプロセスは、作品の複雑さに応じて数週間から数ヶ月かかることもあります。また、私はVRやデジタル・クリエイション、レタッチ*2から派生した要素やテーマを作品に取り入れることが、私のキャリアの転機になると考えており、現在はその過程にあります。 VR技術の活用については、自分のドローイングやペインティングを人工的な環境に導入する方法に興味を持っています。 今のところ、私はこの分野では初心者ですが、新しい世界が広がることを認識しています。実際、伝統的な要素とデジタルアートが混ざったイラストの制作を始めています。また、近い将来、自分のNFTやデジタルプリントを発表する予定です。

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4.動物のモチーフと人間や都市的なモチーフの共存についてはどのような意味が込められていますか。
私は自分を都会人だと思っており、自然、動物、人間像に対する私のビジョンは、しばしば都会的で現代的な文脈に浸されています。私は画家としてのキャリアを通じて、絵画における時間の経過や陳腐化などの深遠な問題を扱ってきましたが、時には、私の作品はコンセプチュアルなものではなく、美学が優先されることもあります。 私はバルセロナという街に住んでいます。 私が描くモチーフの大部分は、通行人が見逃してしまうような街の風景や一角を歩き回ったり、それらについて熟考することで得られたものです。 私たちはスピーディーに絶え間なく動き続ける世界を生きています。また、今日、私たちはかつてないほどたくさんのイメージに囲まれています。そして、私たちを取り囲むイメージの多くも動いています。 私たちの多くは、これらのイメージを熟考し、分析し、理解するための時間を取ることは滅多にないでしょう。

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5. 最後に、次に実現したいと思っている作品のアイデアがあれば教えてください。
私の頭の中にはいつもプロジェクトがあります。 次の作品の一つは、私が情熱を持っているテーマであり、すでに扱ったことがあり、最近絵を売ったこともある「ロボット」に関係するものです。私は、SFやロボット、古代や現代のようなジャンルが好きです。 SF本(アイザック・アシモフ、スタニスワフ・レム、アーサー・C・クラーク…)、映画(スターウォーズ、ブレードランナー、エイリアン…)、コミック(リチャード・コルベン、リベラトーレ、フェルナンド・フェルナンデス…)が常に存在する環境で育ちました。 私は何度もロボットを描いてきましたが、時にはおもちゃのモデルを使ったり、デザインを考案したりしました。 私はロボットの絵で、残念ながら冷たく無菌的であることが多いテクノロジーの、親切でフレンドリーな面を見せようとしています。 それらは人間のように描かれたロボットたちの肖像なのです。

*1 インパスト:絵具の盛上がりや,絵筆またはパレットナイフの跡がはっきりわかるほどの画面上の絵具の凹凸。
*2 レタッチ:画像編集ソフトを使って画像の濃度やコントラストを調整する作業のこと。


コンセプト

ヘクター・フェルナンデスは、いつも鉛筆と絵の具に囲まれていた。 彼にとって、絵を描くことは基本的かつ重要な活動であり、芸術的な創造を専門とする家族の出身でもあります。

1994年にバルセロナ大学で美術学士(絵画専攻)を取得した後、ファミリースタジオに移り、そこで絵画作品を制作しました。 2000年から2009年にかけては、1893年に偉大な建築家アントニ・ガウディらによってスペイン・バルセロナに設立されたCercle Artístic de Sant Llucに所属し、人物像を徹底的に研究しました。

40回以上の個展やグループ展を開催し、いくつかの国際的な賞を受賞した後、2009年から現在に至るまで、ヘクター・フェルナンデスはバルセロナの中心部にスタジオ・ギャラリーを構え、絵画のキャリアを継続し、依頼された作品を制作しています。
ヘクター・フェルナンデスは、同時代のアーティストであり、扱うテーマや使用する技術の点で多様性に富んでいる。 彼の好きなテーマの中には、人物、ヌード、静物、動物、風景などがあり、それらはすべて現代的で都会的なビジョンで扱われている。 アクリル絵の具、油絵の具、スプレーエナメルなどを、キャンバス、ウッドパネル、アルミ板などに使用して、彼のアイデアを表現しています。
21世紀のアーティストとして、ヘクター・フェルナンデスはイメージに適用されるテクノロジーに常に興味を持っています。 デジタルレタッチ、3D制作、VRなど、芸術的な創造に応用されています。
彼のドローイングやペインティングは、世界中の美術館や個人のアートコレクションに展示されています。

経歴

ヘクター・フェルナンデス(バルセロナ)1969年
2021年 ARTicleにて常設展示。バルセロナスペイン。
2010-2000.1893年に世界的建築家アントニ・ガウディなどによって設立された文化団体、セルクル・アーティスティック・デ・サン・リュック(バルセロナ)のパートナー。
2006-2003. セルクル・アーティスティック・デ・サン・リュークの理事会メンバー
2021-1994. スペイン、ヨーロッパ、アメリカのアートギャラリーで40回以上の個展を開催。
1994年、バルセロナ大学で絵画を専攻し、美術学士号を取得。

著名なアートフェア
2013-2012年 “Affordable Art Fair Milan”, “Affordable Art Fair Brussels”, “Affordable Art Fair London” Galerie Le Siants.
2000-1999-1996 「Artexpo Barcelona」Marギャラリー(Grup Escolà)

注目の受賞歴
2021年 ビエンナーレCASTRAで入選。国際水彩画協会。スロベニア。
2005年 一等賞 IIIª Josep Amat International Drawing Biennial (Sant Feliu de Guíxols, Girona, Spain).
2004年 イシドレ・ノネル・メダル・フォー・ペインティング・セルクル・アルティスティック・デ・サン・リュック(スペイン、バルセロナ)。
1999年 XLI絵画賞 Jove Sala Parés (スペイン、バルセロナ)
1992年 ミゲル・ガルシア・カマーチョ絵画部門第1位(スペイン・バルセロナ芸術大学)。

現在の作品
Fundació Vila Cases (Pals, Girona), Grupo Sanahuja (Barcelona), Televisió Comtal, TV3 (様々なTVシリーズに出演), Benedick Tashen Collection (Köln, Germany), Cercle Artístic de Sant Lluc (Barcelona), その他世界中の個人のアートコレクションに作品が展示されています。


今回ご紹介した作品はTRiCERAで扱っています。

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ArtCLip Editor-in-Chief / Artist

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Jose Cachoを知るための6つのポイント

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Joi Murugavell – 喜びの迷路

オーストラリア出身のアーティスト、Joi Murugavellは、大胆で楽しく、ユニークなキャラクターがいっぱいのカラフルな作品を制作しています。オークランド工科大学でアートとデザインの修士号を取得し、アーティストとしての道を歩み始めました。 2009年に初個展を開催した後、世界各地の展覧会に積極的に参加しています。最近では、国際的に有名な現代アートフェア「アフォーダブル・アートフェア」や、日本最大級のオークションハウスである「シンワ・オークション」にも参加しています。オセアニア地域のみならず、ヨーロッパ、アジア、アメリカでも作品を発表しています。 彼女のアートは抽象的で、明るく、噛みつき、ユーモラスなものが多く、個性的なキャラクターがキャンバスの上で踊っています。彼女のキャラクターは、ただ楽しくて楽しい気分にさせてくれるだけではありません。それぞれのキャラクターは、人間の経験と流動する魂の美しさと痛みを捉えています。             See More Of Joi Murugavell's Artwork

枕の横にアートを置いて

あなたの家のどこにアートを置くかはあなた次第です。それは壁にあっても、リビングルームの棚にあっても、ベッドサイドにあっても構いません。サイドボードの住人は、時計、ライト、グラス、水を入れたコップ、読んでいる本などかもしれませんが、寝る時と起きた時に見えるところにアート作品を置いておくと刺激になりませんか? 一日をアートでスタートして、おはようからおやすみまでアートで締めくくるのはいかがでしょうか? Atsushi Kaneoya Click here for details Yu Minamimura Click here for details Celia Debras 小倉 真 Click here for details 山本 恵海 Click here for details Saeka Komatsu Click here for details

ARTIST CONNECT – mamoru → ichigomochi

TRiCERA ARTにアーティストとして参加された方を紹介しインタビュー後に紹介いただいた別のアーティストを紹介していく企画 ARTIST CONNECTについて 本企画は、最近TRiCERA ARTに参加された方へインタビューを行い、お話の最後に、まだTRiCERA ARTを知らない人から既にTRiCERA ARTに参加されている人も含めて知っているアーティストを紹介していただく不定期企画。 今回はichigomochiさんとお話をさせていただきました。 ichigomochiさんと作品について教えてください。 もともと育児日記として絵を描いていたのが制作の原点となります。子供のモチーフが中心で第三回文房堂アワードにてマルマン賞を受賞したこともあります。その後動物モチーフのものやその他にも様々なものに挑戦しました。デジタルツールを使用して制作を始めたのは昨年からでしたが、昨年5月には二人展をさせていただきました。現在の作品は女の子がモチーフのものが中心です。力強く見える一方で、優しくもあり見る人を映すよう心がけています。 ichigomochiさんの作品一覧はこちら タイトル:捕食ちゃん  サイズ:25 X 25 cm | 作品の詳細はこちら “捕食ちゃんは、背景の色の緑と髪の赤の相対的な色合いからくる「補色」と、何かに狙いを定めているような獲物を狙うような鋭い視線、肉食獣のようなイメージからくる「捕食」を掛け合わせた意味を持つ作品である。目標を持ったらブレずに一直線に進んでいくような、強い気持ちを持って何かに挑戦したくなるような気持ちにさせてくれる。” タイトル:ハイヒールちゃん サイズ:25 X 25 cm | 作品の詳細はこちら “ハイヒールちゃんは大人の女性像を表した作品である。赤色の口紅に赤色のネイルが黒髪とコントラストになっている。力強くて隙がない、足元はハイヒールを履いている女性をイメージして描いている。大人になったからといって、めそめそ泣くこともあれば思い悩むこともある。ハイヒールちゃんという女性像はそんな思い悩む気持ちを吹き飛ばしてくれる作品である。” TRiCERA ARTに参加しようと思ったきっかけはなんですか。 mamoruさんから伺い、面白そうだと思ったのがきっかけです。TRiCERAさんからもお声がけいただき色々考えた結果参加してみることにしました。

注目の現代アーティスト7人によるグループ展「Black & White」開催

注目の現代アーティスト7人によるグループ展「Black & White」開催のお知らせ    この度、TRiCERA MUSEUM では、1/8(土) – 1/15(土)の会期にて、グループ展「Black & White 」を開催いたします。 本展示では、モノトーン作品を得意とする7名の作家の立体・平面作品15点を展示いたします。 白黒二値は、生と死、光と影、善と悪など、相反する二つの概念として描かれてきました。 今回の展示作品では、白と黒が混じり合い、相互依存的に互いを成立させつつも、その境界が不可分であるというポストモダン的な錯綜の中に、アーティストたちが独自の意味を発掘していく様を見出すことができるでしょう。 彼らの営みは、氾濫する情報の過剰さに抗うように色数を減らし、限られた情報にこそ、人は想像力を持って応えるという芸術の根本を実証して見せるようです。その様は、ウイルスによって外部への扉が閉ざされて人と人との繋がりが阻まれ、限定された現代の中で、繋がりを見出そうとする我々の姿にも重なるかもしれません。 フィギュア、ペン画、螺鈿など、様々な素材を駆使して、相反するように見える二つの色を操り、新たな意味を生み出すアーティスト達の作品をご鑑賞ください。 ————————– 開催概要 グループ展「Black & White」 会期:2022年1月8日(土) ー 1月15日(土) 営業時間:月〜日 11:00-19:00 会場:TRiCERA MUSEUM 〒108-0074 東京都港区高輪3-22-5 SDS高輪ビル 2F (ギャラリースペース) アクセス:Google MAP JR 品川駅より徒歩約6分 連絡先:​​03-5422-8370 ————————– ※作品のオンライン購入について 会場以外でもオンラインで作品購入が可能です。 個展開催と同時にTRiCERA ARTにて販売がスタートしますので、遠方にお住みの方など様々な理由でご来場が難しい方は、TRiCERA ARTにて作品をお楽しみください。 ■出展作家紹介(7名※順不同) サイトウユウヤ 『曲木』と『プリント』という伝統技法と現代的な素材を組み合わせた作品には、 14歳からはじめたスケートボードの動的な感性と、日々滑り抜けていた都市への意識が投影されている。 都市を紐解くことが人間の本質を露わにするカギであると考え、作品を展開している。 Instagram...

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